みどりについて

 

  ・基礎知識

 

 
 ・みどりって何?

 東映のTVアニメ「遊戯王」に登場するライバルキャラクター「海馬瀬人」を指していいます。遊戯王のアニメといえば「遊戯王デュエルモンスターズ」が有名ですがこちらの海馬ではありません。このように海馬には何種類かいるので、みどりというのは海馬の個体識別名になります。(※1)

 

・どうしてみどりっていうの?

 海馬瀬人の髪の色は原作、デュエルモンスターズでは茶色です。しかしこのアニメではあろうことかこんな色で塗られています。(上記リンクから公式サイトに飛んでお確かめ下さい!)この絶望的なインパクトこそがみどりの由来となっています。(※2)

なお、緑海馬の声優は緑川光さん。声までみどり!

 

・みどりってどんな人?

 筆舌に尽くしがたいのですが、上記リンクをご覧になるとだいたいの人間性は理解いただけるかと思います。つまり公式サイトのトップページでいきなりあんな顔とかポーズを晒しちゃうような方です。にじみでる凶悪性と陰険さがうかがえます。そして、登場している間は往々にしてそのノリです。

 

・それでみどりの会って何なの?

 アニメも原作も終了した今、危機を感じた管理人が勢いにまかせておっ立てた同盟です。みどりを世界に広め、増やし、この世に保存していくことを目的に日々活動しています。とか言いながらあんまりなにもやってませんが、どうか暖かい目で見守ってください。愛だけは溢れるほどあります!

 


 ※1みどり頭にガクラン及び王様マントが彼のスタイルです。他の海馬とお間違えの無いよう!

 ※2どのような意図があってあんな指定をしたのかわかりませんが印象には残りました。
 

 
 ・海馬年表
 
「東映版遊戯王」
は初期の原作に忠実な作品です。「デュエルモンスターズ」はカードゲームのみを扱った、中期以降の原作を基にした作品です。描いている部分が若干違ってきますので、ここではその違いを原作をおって明らかにします。(ペガサス編まで)

※以降は原作の遊戯王の時系列年表です!

 

・海馬、遊戯よりブルーアイズを奪おうと企てる
 あの海馬も最初はザコとして登場しました。足は短く、遊戯たちと同じ黒いガクランで一般市民を装っています(似合ってる!)。一人称はボク。とてもフレンドリー。笑顔の擬音は「ニコニコ」。その笑顔の裏で、双六のブルーアイズをカラーコピーしてすりかえるという悪事を働く。遊戯と決闘するがカードへの愛が欠如していたため、ブルーアイズを使いこなせず敗北し、闇のゲームで罰される。
 

・海馬、世界各地からブルーアイズを収集(※1)
 ここでオモチャ会社「海馬コーポレーション」の若社長であることが判明。ブルーアイズに取り付かれてしまった彼は世界に3枚しかないというブルーアイズを、金にモノをいわせて集め回ります。一人くらい殺してた気もします…。
 

・海馬、遊戯への復讐を企て海馬ランド建設
 大人しくなっていたと思ったら100億円かけて(復讐のために)遊園地を建設していました!名目は「世界のチビッコを喜ばせるための海馬ランド」。普段はケチだが使う時は使う人です。でも、そんな金あるなら印刷技術だって…
 

・海馬、「DEATH−T」を開幕
 ついに始まっちゃった地獄のアトラクション。内部には殺し屋や殺人鬼を大量に配置。殺す気100%!原作ではここから襟首に金色の文様を刻んだ例の白ランをお召しになり、この後豹柄・魔王マントに移行していきます。アニメではペガサス編がないので白ランが死装束。この時の海馬は後の最愛の弟・モクバをも手駒にする冷血漢でした。カードだけがお友達です!
 

・海馬、DEATH-T敗北、精神を破壊される
 遊戯との直接決闘でまたしても敗北。「粉砕・玉砕・大喝采!」などの名台詞はここから生まれました。ブルーアイズ3体をあっさり消し去られたことがよほど悔しかったのか、こんどの闇のゲームでは心をバラバラにされ、廃人になってしまいます。海馬兄弟のかわいそうな生い立ちもここで判明。

 
 
・海馬、腹話術師の手に掛かる(番外編)
 ここからペガサス編。現在海馬は病院で精神治療をうけているため登場しません。登場するのはペガサスの刺客「死者の腹話術師」。腹話術師というだけあって人形を使います。それもなんとも愛らしい海馬の人形!(※2)「入っておいでよ!」「キキキ」「今日こそお前を殺してやる」など、陰険で汚らしい海馬をそのままに、愉快に演じます(この人形がみどりのすべてを体現している気がする…)。デッキは海馬から盗み出したものを使って決闘という芸の細かさ(手口も)!遊戯の良心を攻める作戦でしたが、ブルーアイズを使いこなせず敗北。これも芸なんでしょうか?あの人形、欲しいなあ…。腹話術師のマスクも。

 
・海馬、心のパズルを組みなおしペガサス島に向け驀進
 
どうやら成長過程で彼の心は捻じ曲がっていたようです(誰が見ても)。己の心の中でバラバラになったピースを組みなおす、かわいらしくも幼き海馬。やがて目覚めた海馬は誘われるように遊戯一行の向かったペガサス島に向かいます。ヘリで。
 

・海馬、ペガサスに敗北するも復活!
 
ペガサスの闇のゲームにより弟が魂を封印されてしまう。逆鱗し、戦いを挑むも敗北、同じように(また)封印される。しかしそこで彼は最後の心のピース「モクバ」を発見。遊戯の活躍により完全復活を遂げ、新生・海馬瀬人として誇り高き決闘者の道を歩み始め、かっこよくなっていきます(脚も伸びます)。一般に知られている「遊戯のライバル海馬瀬人」はここから。

 

・年表からわかるみどり

 臭ってきそうな歴史ですね(ベジータみたい!)。このうち東映版遊戯王で描かれているのは「DEATH-T敗北」まで。それ以降はデュエルモンスターズの領域です。つまりみどりは最後までチンピラで陰険な海馬のままです。これがみどりを解釈する上での大きなポイントです。

 ただしデュエルモンスターズの海馬はブルーアイズを奪うところから始まり(カラーコピーじゃないですが)その後すぐペガサス編につながるという歴史をおっているので、彼にもチンピラで陰険な時代がなかったわけではありません。よってごく初期では原作どおりの黒ランでしたし、こんな顔もしていました(この時代の海馬を発展途上と呼んでいます)。

 

※1この間にゲーム四天王と呼ばれる刺客を遊戯に差し向けたりもします(アニメオリジナル)。

※2これです。経緯がはぶられたためデュエルモンスターズのペガサス編は原作とかなり違います。海馬も廃人ではないため、海馬人形は映像化されることはありませんでした。残念!
 

・年表にもとづくみどりの考察

 以上により、原作遊戯王「DEATH-T」終了時、及びアニメ「遊戯王」に登場する海馬瀬人をみどりの範疇とします。みどりの海馬はそのむせ返るようなわかば色同様、青くさく毒々しい言動と若気の至りとを繰り返しています。
 遊戯王と遊戯王デュエルモンスターズは違う作品ですが、関連付けるとすれば後に茶色く偉くなった海馬はみどりが老成したものと言えなくはないでしょうか。(オベリスクに50億出したり、浪費グセは直ってませんが…)
 色が変わったのは魂を破壊されたショックで髪が枯死してしまったというのが当社の見解です。普通なら白くなるところです。

 
 後の海馬についても語りたいことが山ほどあるのですが、一応ここはみどりのサイトなのでここらでシメようと思います。我々にとりとめを忘れ去らせる、未曾有のひみつ物体海馬瀬人。みどりサイトではありますがわたしは海馬であればどれも好物であります!そして遊戯王が、大好きです!

 

 
さて、みどりを見てみたくなってきたでしょうか?嬉しいことに遊戯王は現在でもビデオショップでレンタルされています!(=観て下さいの意)

 

20世紀最後の遺産、みどりを愛されよ!

 

 

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